Amazonアカウントはアメリカと日本のそれぞれで持ち、同じメールアドレスで違うパスワードにして区別している。あとから思えばそのせいなのだろうが、今日は初めての通販サイトで冷凍の菓子を買おうとして、不思議なことが。
(けっきょく、あれこれ考えたあとで気力がなくなったので、今日はその菓子を買っていない)
まず、商品を買い物カゴへ。購入しようとして、その先に進むと…
○ 会員登録をせずに買うか
○ 会員登録をして買うか
○ Amazonアカウントでログインしてから、その情報を会員登録用に利用するか
……という三者一択が目の前にあった。
ほんとうは会員登録をしたくなかったのだが、なぜか「会員登録しない場合でも性別が入力必須」となっていて、さんざん悩んだあげく、Amazonアカウントからならその欄は省略できるのではないかと、Amazonを選択。
たしかに、性別欄がないまま会員登録メニューが出た。ところが目の前の確認画面では、氏名も住所も英語。日本の通販サイトでこれはよくないだろうと、英語のほかに日本語も書き添えて会員登録し、あらためて買い物カゴを見てみた。
なんと、赤い×が出ている場所があり「カードが期限切れ」となっている。
そんな馬鹿なと思ったが、2016年で期限切れ。はぁ…? 普段Amazonで買ってるっすよ?
その期限を編集すると、今度は「住所がどうの」と。はぁ…?
すっかり気味が悪くなったので、買い物カゴを空にして、Amazon経由で会員になったばかりのサイトに「退会」を押して、いったん別れを告げる。
いったい、いまのはなんだったのだろうと、呆然とする。
しばらく考えてから、別のブラウザでそのサイトの会員登録部分を見に出かけ、HTMLをソースで見てみると、Amazon.comのURL経由で日本メニューを呼び出しているらしいとわかった。つまりわたしのブラウザは、米国Amazon用のIDとパスワードを用意して、ここに入力しますかと表示したが、パスワード部分はアスタリスク(***記号)で見えないため、わたしはなんの疑問もなく、OKを押していた(米国Amazonにログインしていた)ということなのだ。
原因はわかったが、疑問は残る。他の人にも同じことは起こるのではないだろうか。米国Amazonと日本のAmazonと、両方に会員登録している人はそうそういないだろうという考えで、この方法をとっているのだろうか。
類似した経験がほぼまったくないので、おそらくほかの通販サイトからAmazon経由で支払いする際には、そのサイトが日本のAmazonを直接呼び出しているものと思われる。あるいは、呼び出されているのは日本のAmazon Payなのかもしれない。そして今回はAmazon.com経由で会員情報を含むすべてを呼ぼうとしていた、という可能性も。
最初に、会員登録をしなくても「性別必須」という悪条件がなかったら、もう無事に買い物は終わっていたかもしれないが、これはきっとわたしに考え直す時間の余裕を与えようとした天の誰かの采配だと思うことにしよう。数日経ってもやはり食べたいと思えば、なんとか手段を考えて注文してみればよいのだ。