あじさいの見頃を見極めるのは、ほんとうに難しい。それだけでなく、今年は小平市による見頃のページをチェックしていたにも関わらず、花の量が少ないとの事前情報があった。
それでも外出を楽しみにしていたことには変わりなく、今日は午後に「あじさい公園」と、その後に隣駅の「パティスリードゥネル」へ。
まずは、西武新宿線の小平駅に到着して、降りてから駅前で1枚。
…広い。そしてこの周辺には個人商店のほか、駅前のSeiyu内には各種店舗、そして見まわせばファミレスなどもあった。うらやましい。空間の使い方が贅沢だ。
西武新宿線、池袋線は、山手線から遠ざかるほどに、駅構内も駅前も広い。そして雰囲気が似ている。
きちんと整備されていて、道の両隣には民家が並ぶが、舗装されている中央部分は自転車用で、車は進入できない。歩行者用とわかる舗道もあるが、それでも全体として、歩行者が優先と書かれていた。
中はご近所の方々や、高齢者施設から付き添いとともにお越しになっている方々、そしてベビーカーを押しながら散歩する若いご家族も。
名前が「あじさい公園」で、園内はほんとうにあじさいだけだが、この季節が終わったら普段はどんな雰囲気なのだろうかと、かえって興味をいだいてしまった。
公園のすぐ近くには民家があり、おそらく普段から静かな場所なのだろう。帰り道では、もうすぐ駅前に到着というとき、ビルの脇に張り紙があり、自転車の利用者用に「無料の空気入れです、どうぞ」と書かれていた。なんだか人に優しそうな場所である。
ところで今日ちょっと気になったのだが、小平駅では「自転車駐車場」と書かれていた。駐輪場のほうが短くていいと思うのだが、自転車駐車場のほうが正式とか、そういう用語の違いがあるのだろうか。帰りに利用した鷺ノ宮駅の近くでも、そういえば自転車駐車場という表示があった。
さて、その次の予定があったので、また電車に乗って、今度は隣駅の花小金井へ。
お目当ては、こちらの「パティスリードゥネル」さん。
実は、岩手県に親戚がいる(いた)関係で、ドゥネルさんは気になっていた。現地でドーネルといえば100年以上もつづく菓子店で、こちらの洋菓子店が同じ名前だったので、何年か前に検索して名前を覚えていたのだ。その際、店主さんについて、岩手県のお店の息子さんではあるが、外国で修行ののち東京でお店を持っているとわかった。いつか訪れたいと思っていた。
それに、公式サイトで焼き菓子の説明一覧の中にバウムクーヘンの写真があり、買えるとうれしいなという、思いもあった。
今日になり、わくわくしながら歩いていくと工事の人たちが見えたため(写真左上)、「おぉ〜なんということだ、工事していて店休なのか」と、顔が真っ青になったが、近づいてみたら商品は販売していた。おそらくティールームの部分を工事していたのだろう。ほっと胸をなで下ろし、買い物。
バウムクーヘン(ホームページに書いてあった四角いもの)と、小金井公園ピレネー、小金井公園バームクーヘンという商品があり、バウムだけで3個も買えた。よかった。
お店は不定休。焼き菓子は200円前後が多めで、支払いは現金のみ。袋はとくに何も言わずに名前入りのものを入れてくれたので、環境に配慮した袋なのだろう、おそらく。(普通のレジ袋は無料で配ることはできないはずという、昨今の事情を考えれば)
また、花小金井から歩いてみてわかったのだが、以前に立ち寄った小金井公園隣接「江戸東京たてもの園」のすぐ近くだった。前回はバスで行ってしまったが、こうして歩いてみてもよかったのだと、今回ようやく気づいた。
このお店の通りを挟んで真向かいに、740軒が入居できる巨大マンションが建設中だった(…正確には740邸と書かれていたが、邸宅が740もはいるマンションというのは想像ができない…)。そこに入居する方々は、小金井公園、江戸東京たてもの園のほか、おしゃれな菓子屋を日々利用できるのだなと、自分とはあまりに縁遠い話ではあるが、あれこれと思いを馳せた。
帰りは鷺ノ宮駅で降りて、散歩がてら帰宅。以前ならともかく、8000歩以上も歩いたのは、ひさしぶりだった。