怪談話の短編で、ある大阪のおばちゃんが「いままで生きてきた人間の数のほうが生きてる人間より多いんだから、そりゃ幽霊くらいでるわ」という雰囲気のことを(速読並みに目を走らせたので細部は違うかもしれないが)言ったとあった。
いままで地球に生きてきた人間数は、こちらによると、(→ https://www.prb.org/articles/how-many-people-have-ever-lived-on-earth/)2020年ころの数字で約1170億で、そのときに地球上で生きていたと推測される人間数は約78億であり、6.7%なのだという。
大阪のおばちゃんの言葉は、直感的に正しかったのだろうが、以前に雑学として「いま生きている人間のほうが生きてきた人間より多い」と大まじめに語った人が目の前にいた。何千年分くらいをカウントしたのか、あるいは又聞きでもして計算を間違えたのか、そのときは「嘘だよなぁ」と思って終わりに、言い返さなかった。