マグカップというカタカナをそのまま英語圏の人に言ってしまうと、驚かれるという。実際にわたしの知人が知らずにそれを使い、相手がきょとんとした現場を見てしまったこともあった。なぜ驚かれるかというと、mug には、大きなカップという意味までが含まれているのだ。
デミタスカップ demitasse も、タスがカップで、デミが半量なので「半分量くらいの小さめカップ」である。英語で話すときにカップ部分は不要。
また、長ネギを英語で言う場合に、いろいろな言い方があるものの、long onion (長いタマネギ)と言えばけっこう通じる。これは日本語とは逆だなと、つくづく考える。
日本語では「ねぎ」という概念が先にあって、その前に「たま」つかなければ、普通は長ネギを意味する。例語ではonionという概念があって、上に伸びているかどうかで考えるのだろう。