寄付金の3億8千万はどこにいったのか、使ったのなら何に…と、先日テレビで騒がれていた問題だが、本日付の佐賀新聞によると、サテライト施設に使っていて、現金部分はすでにないことが正式に確認されたらしい。
サテライトに使うことは合意の範囲内だったと語る黒澤久雄氏(故・明監督のご子息)だが、わたしがこの問題を初めて耳にしたときはマスコミからも逃げていたようだし、いったん嘘をついたことについては、後ろめたかったからではないかと、思わざるをえない。
日本にはまだまだ「人」への信用と、それゆえの「ゆるさ」がある。世間的に立場がある一見さんより、自分の知り合いの息子さんには重きを置くはずだ。周囲には「まさか監督の息子さんご本人がいい加減なことをするはずがない」という思いは少なからずあって、そのためにチェックが遅れた可能性はあるかもしれない。
いずれにせよ、このままでは記念館の計画そのものが立ち消えになってしまいそうで、多くの映画ファンを落胆させかねない事態だ。