高円寺の駅前にある東急ストアは、現在もまだレジは有人で、支払いだけ機械である。夕方になると支払いの列はけっこう長いが、無人レジが選べないのだから仕方がない。
マルエツ系列では、ほとんどの店舗で、1) 支払いのみ機械、2) 支払いまで有人、3) 完全に無人…の3種類が用意されてる。3番目の「完全に無人」には2種類あり、支払いはWAONとクレジットカードのみ対応の無人レジ、もしくは買い物途中で自分でバーコードをスマホに読ませ、支払いはクレジットまたはPayPayの「Scan and Go」がある。
Tポイントが有利だとわかってすぐ、わが家はマルエツの買い物をScan and Goに切り替えた。以前は発行されるクーポンが利用できないから不利ではと思ったのだが、紙で出されるクーポンをいちいちレジで提示する以上に得なTポイントが、無人レジの買い物で適用されるようになってきたからだ。
正直なところ、選択肢がある場合でも有人レジに長蛇の列ができるマルエツ系列の客層が、理解できない。すごい列ができていて、無人レジはガラガラである。
Scan and Goの場合は、大量に買う人であれば、自分で買い物しながらスマホに読みこませるのが面倒なのかもしれない。利用している人を見ると、単身者か少人数家族の分量、または少量の買い足しなどをしている例が多そうだ。
自分でバーコードを通すタイプは、操作が難しそうとしりごみする人も、いるのかもしれない。
だが若い世代で、機械に抵抗がなさそうな人が、レジに無言で列をなしているのが、よくわからない。
一般的に、若い世代というと(この場合にわたしが考える「若い」は30〜40代くらいである)、駅前の信号の点滅で走ったり、真剣な用事でなさそうなことでも秒を争っているかのような態度を取る世代ではないかと、わたしは考えている。
簡単に混雑を回避できるのに利用しないとは、どういうことなのだろうか。もしや朝の出勤前かそうでないかで、時間の感覚が異なるのか。不思議である。
無人レジばかりだと支障があるだろうし、有人レジと両方を適度に配置してくれる店が、今後どんどんと増えることを望む。