料理本、製菓の本に「レモンの皮」やら、「ゆずの皮」、○○の皮…があると頭をかかえる。残った皮や中身の利用法が思いつかず、適当に砂糖漬けにしておくと、忘れて古くなることも。
だいたいにおいて、中がそのまま(砂糖漬けなどにせず)食べられる程度のものは、皮部分がレシピ本には登場しない。
年末年始の「レモン」、「ゆず」は、一部だけ皮を使って残りをハチミツに漬けた。少しずつ紅茶等に混ぜて使うつもりだが、もともとわが家は珈琲党。紅茶の消費量はあまり多くなく、しかもほとんどの場合にわたしはチャイなどミルク系を好み、レモンを使わない。
しかもレモンなどを購入時にスーパーではだいたい2個セットで売られていることが多く、使いかけのものをハチミツに漬けたが、まだそれぞれ1個ずつ残っている。
真夏に氷砂糖漬けにしてシロップをとった柑橘類のスライスもすべて冷蔵庫に保管してあり。こちらはパン酵母を作るときに混ぜて使っているが、使い終わるのにおそらく初夏までかかるだろう。今年の夏に同じような氷砂糖漬けを作ったら、冷蔵庫はどうなってしまうのかわからない。さらについ先日「かりん」までがそのコレクションに加わった。
目的は果たしたのだから残りは捨ててしまえと潔く考えることができたら、こういった悩みは不要だが、そう思い切ることが、なかなかできない。