アメリカ向けの小形包装物を発送しようと、日曜でも開いている中野郵便局の窓口へ。一般の窓口も午前なら開いているらしいのだが、「ゆうゆう窓口」というものが南側の入り口からはいったところにあり、そこなら夕方までやっているのだとネットに書いてあった。
けっこう人が並んでいる。窓口は3人くらいの係員が交替で対応しているが、客の列はだいたい常時10人くらい。
わたしが荷物を出すと、航空便だと思ったのか「いま荷物をお受けできないのです」と言われてしまったが(新型コロナの影響で航空便に制限が出ている)、船便として伝票を用意してきたと答えると「あっ、船便なら受けていいんだった」という表情で、手続きしてくれた。
そのときわたしの隣に、やや高齢の女性が。顔や見た目をじろじろ確認したわけではないのだが、仕草が高齢っぽい。その仕草とは…: 係員さんを手で招いて、顔の近くで内緒話のような声を出したのである。えっ、いまどき、こんな昭和なことする人がいるのか、だいたいここは病院でも薬局でもないので、恥ずかしいと思うような質問は思いつかない。なんだろう、なんだろう。
わたしまでがどきどきしていると、係員さんも小声が聞きとれず言い直してもらい、答えが「1月7日までで終了しました」だったため、女性の質問が「年賀状はまだ売っていますか」だったことに気づいた。
ああ、びっくりした。
…待てよ、それは、そんなに恥ずかしいのだろうか。
松の内は過ぎているが、それにしても、遅くなっても書きたい人は存在するかもしれない。売っているかどうかくらいを尋ねるのは、別に恥ずかしいことではないのではと思うが、ひとそれぞれなので仕方ない。
それにしても郵便局。伝票を印刷しようと国際郵便のページに出かけたところ、2021年12月22日(この分はカナダ宛てであったため表現削除)2021年11月2日以降、アメリカ向けの荷物は、「船便か、EMSしか受けられない」とお知らせが書いてあって悩んだ。EMSは料金が高いが3〜5日くらいで到着。船便は2〜3ヶ月。800gの小型包装物の場合、送料の差は1010円か、3180円かという開きがある。これはもう、1010円を選ぶしかない。たとえ忘れたころに先方に到着するにしても、だ。
飛行機の便数が減っているのだから郵便の遅れは仕方ないにせよ、やりとりが多い人や会社にしてみれば、不便さは相当なものだろう。