先日Facebookで知人が「容器に小麦粉と書いてしまった(強力粉/薄力粉どちらだろう)」と困っていらしたので、わたしなりの方法をお伝えした。
(ボウルに大きめスプーンですくった粉を乱暴に落とし、ダマが大きい、または多いほうが薄力粉、というもの)
これはいつも自分がパンをこねる準備のときに感じていたことだ。ロールパン、菓子パンなどの配合では、強力粉だけで作るよりも薄力粉を混ぜたほうが口当たりがいい。そこで150gの強力粉を先に入れて、あとから50gの薄力粉を入れる際、大きなスプーンでざくざく落とすため、薄力粉ではダマがよく感じられる。
水が加わっていない状態では、強力粉はさらさら、ざらざらしている。いっぽう薄力粉は細かく、少しの衝撃でもよく固まる。
たとえば1kgの薄力粉を3個買ってきてその辺に積んでおけば、まん中や下の薄力粉は、袋を開けたときなんとなく袋の形に固まっている(触ればもとどおりにさらさらするが、袋を開けた直後は固まっている)。強力粉はそんなことはなくて、何袋積んであろうと、取り出して袋を開けると同時に、さらさらしている。
一般の人は1kgの薄力粉を3つも積んでおくことはないだろうし、2.5kgの強力粉を何袋も家には置いておかないだろうから、これは週に2回程度はパンを焼く人間が経験で感じていることだと、お読み流しいただければ幸いである。