このところ準備期間も含めれば1年近く携わっていた場所がある。契約はもともと3月までだったのだが、その業務に関連したウェブサイトも3月末で大幅改編となり、掲載される場所も内容も一新されると聞いていた。
さて4月になったので、その場所がどんな風に変わったのかを見ようと、まずは従来のURLをクリックしてみた。
……なな、なんと。
ものの見事に「サーバが見つかりません」と、サブドメインの接続を切ってしまっている。拍子抜けというか、これはかなり、あきれた。いままで見に来てくれた人たちが途方に暮れるではないか。設定ファイルをひとつ用意すれば、内部のどのページがクリックされたにせよ、案内表示のページに誘導できる。見に来た人たちのため「改編中です。ひとまず案内ページにどうぞ。こちらをクリック」などのメッセージをひとつ用意しておいて、そこに人々を飛ばせばいいのだ。たった、それだけ。
これ、やり方を知らないのだろうか。まさか、なぁ…。
やる必要がないと思っているのだろうか。それだったら「何様」である。
それをやったほうが、サーバに無駄な負荷がかからずに済むという発想もないのだろうか——ああ、そうなんだろうな。
でもこれは、仮に個人サイトであっても考慮するであろう「ネットの作法」ではないのか。
思えばそのサイトは、以前からSSLの設定がいい加減だった。SSLなしのURLで迷いこんだ人たちをSSLありに誘導せず放置していた(つまり、http でアクセスしてきた人を https に移動させない)のだ。だがわたしがそれを指摘しても、重要な話だと思われなかったらしく、ついに改善されなかった。
この状況を例えるなら「壁は立派なものを作りましたし正面玄関から来てくれるなら案内所も警備員も用意されていますが、玄関以外から迷いこんで来た人のことは知りません。玄関を探してそこからはいってください」と言っているようなものである。穴が空いている場所それぞれに「玄関はあちら」という表示を置いておけば防げるのに。
まあ、契約は終了したし、気にしないことにする。今後も継続をという打診が近々あるらしいが、こういういきさつがあると、考えてしまう。
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2022.04.04 午前 追加編集
ようやく設定ファイルが作られ「こちらへどうぞ」と案内が出たのだが、リンク先が古いというか、かえってわかりづらいようだ。
まあ、それでも、置かないよりはいいのか。変更があったことだけは、わかるからなぁ。