実生活で「○○さんがよろしくと言っていました」と伝えてくる人が、少人数ではあるが、いらっしゃる。だがこれは場を和ますための言葉で、ほんとうにそう伝えてくれと言われたわけではない可能性がある(言っている本人ではないのでなんとも言えないが)。
ときおり「あの人がわたしによろしくなんて言いそうにないな」と感じることがあり、そんなときは、そう伝えてきた人がわたしとその人とがそれほど親しくないと気づかずに、なんとなく言っているのだろうと想像できる。
ただ、逆を考えてしまうと、なにやら落ちつかない。わたしが絶対に「○○さんによろしく」などと言わないのを相手が知っている状況であれば、ちょっと困るような気もするのだ。相手も「ほんとうは違う」と思ってくれていればよいのだが。
わたしにとって、こちらから親しい関係をつづけたい、歩み寄りたいとか、つかず離れずの付き合いをしていきたいとかいう人は多くなく、去る者追わずであり、自分も忘れられてかまわないと思うことが多い。胸を張って書くのもどうかと思うが、わたしは友達が少ないのだ。そしてそれはこういう性格である以上は仕方がないと思っている。
もしや、わたしのように人づきあいが少ない人は周囲がプッシュしてあげねばと、そんな思いから「○○さんがよろしくと言っていました」と、付け加えたくなる人もいるのだろうか。
あれこれ考えてしまい、落ちつかない。