予備知識なしに見る映画が当たりだったとき、なんともうれしい気分になる → 公式サイトマリグナント 凶暴な悪夢
U-Nextで、本日現在399円。何週間か待てば無料配信になる可能性もある → U-Next: マリグナント 凶暴な悪夢
病院のようなところで事件が起こったシーンが描かれる。それが何なのかはわからないが、すぐにそれは終わる。
少し年数が経ったと思われる別シーン。臨月の妻が、見た目は優しそうだが中味は大違いの暴力夫から、妊娠中にもかかわらず暴力を受けるという衝撃的なシーン。
何か得体の知れないものが出てきて暴れまわる映画だろうとは思っていたので、その「何か」はこの暴力夫を手はじめに主人公の敵を血祭りにあげるストーカー的な存在なのか…と思って見ていたところ、そうであるような、ないような。なんとなく、微妙に違う。その「微妙」な加減がどういうことなのか、見ながら頭の中で結びつかない。だがけっこうおもしろい。
その化け物は、やたらと強い。人に目撃されているので(幽霊や悪魔などの)実体がない話とは違うということも、中盤ではっきりする。物理的に存在しているのだ。だがこれ以上を書くとネタバレになりそうで、どこまで書いていいかわからない。
終盤になって、ようやく「あー、こういう話だったのか」と、冒頭からの内容がつながった。
20年以上前にある有名作家の小説(映画化もされている)で、プロットが似ているものがあった。だがその作品名を書いてしまうと楽しみが半減されてしまうだろうから、それも書けない。そちらの作品でオチがどうだったかは忘れてしまったが、プロットを思い出すと、似ていると思える。そちらもあとで読むか見るかしてみようかと思う。
ともあれ、わたしは好きな作品である。監督はジェームズ・ワン。