子供のころに「三つ子の魂百まで」の意味を勘違いしていた。三つ子で生まれると100歳まで結束が強いんだろうかとか、そういう勘違いである。家族にその話をしようとして、また新たな疑問が浮かんだ。「一姫二太郎三茄子(いちひめ にたろう さんなすび)とは何だっただろうか」——と。
もちろん、これは記憶違いである。一姫二太郎は言うが、三茄子は「一富士二鷹三茄子」と混じってしまったのだろう。だがこの言葉はけっこう検索に引っかかるので、ギャグとして故意に使っている人もいるのかもしれない。
さて、このところようやく体調がよくなってきた。毎年3月ころは、軽いめまいや頭の「ふわふわ感」が出ることがある。毎日であればもちろん医者に診てもらうが、「ときおり」という絶妙な頻度で、しかも「天気がよい昼間の外出時」などの条件も重なっており、さらには初夏までにはおさまってしまうという状況。ほぼ3月の風物詩だ。
天気がよいまたは明るい場所で、規則正しい柄(デパートのタイル模様)や、電車のホームに描かれたライン、直線に伸びる道と建物、または十字路と街路樹など「型にはまった」風景を見ると、視覚的に「くらっと」きてしまうのだ。突然なのでけっこう怖い。歩くのもどきどきである。だが警戒しているときはめったにそうならないので、どうしたらよいのかも不安。
だが閉じこもっていてはよくないので、3月もできるだけ歩くようにしていた。そしてこのところ、ほとんど心配が要らない状況になってきたため、以前のように買い物ついでの散歩を楽しんでいる。
今日はドラッグストアめぐり。
昨日の午後に自分用に買った歯ブラシ(システマの「極上プレミアム」、コンパクト、やわらかめ)があまりにも気持ちよく、家族用にもう1本買ってあげたくなったのだ。レギュラー、コンパクト、超コンパクト、そしてやわらかいかどうかなど、種類が多いので店によっては一部しか置いていない。今日も散歩ついでにあちこち見たが、昨日自分用のものを買った店が種類が多く、けっきょくまた出かけた。
1本300円ちょっとで、磨きやすくて、しかも磨いたあとに「ずっとつるつるしている」という、優れものである。わたしは幸いなことにまだ自分の歯がきれいに残っているが、少しでも長く残しておくには、歯磨きや歯ブラシは大切だ。