富山ブラック(寿がきや)

 先日、近所の格安店で寿がきやの「富山ブラック」というカップ麺を見つけた。見たことがないものだったので買っておいた。そもそも寿がきや自体をさほど見かけるものでもないので、とりあえず「めずらしい」だけのリアクションで手に取った。

 寿がきやがあまり東京で有名ではないことを示す事例として、食べようとしたときにうちの家族が「寿がきやってどこのブランドだっけ」と言ったことを(つまり日清や東洋水産などのメーカーが出している「ブランド」だと思ったらしい)、ねんのため書き添えておく。

 さて…。写真は載せないでおくが、とにかく黒かった。そして味が濃すぎてスープが飲めなかった。
 Wikipediaを見ると、かつて肉体労働の人たちのため屋台のラーメン屋が出していた商品に由来するという。

 めずらしいからと買ってしまったのは自分たちだが、せめて、なんらかの警告がほしかったと思う——あったのかな。激辛商品なら買わないが、富山ブラックという名前からは、あの危険な濃さは連想できなかった。

投稿者: mikimaru

2021年現在「バウムの書」、「お菓子屋さん応援サイトmikimarche」などのサイト運営に、力を入れています。 かつててのひら怪談というシリーズに参加していたアマチュア物書き、いちおう製菓衛生師の資格を持っています。 バウムクーヘン関連や、昔からの知人には、「ちぇり」もしくは 「ちぇり/mikimaru」を名乗っています。

コメントをどうぞ

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください