10年くらい前までは鉄剤を処方されるかどうかの瀬戸際だった鉄分不足も、最近は少し緩和されてきたことに加え、この半年ほどは薬缶に鉄の玉を入れて湯を沸かす機会が増えてきたおかげか、よくなってきた。だがこの暑さのせいもあってか、立ちくらみはやはり増えてきたようだ。
お湯で鉄分を補給といっても、真夏はあまり薬缶で湯を沸かす機会も多くない。つい麦茶やアイスコーヒーを飲んでしまう。どうしたものだろうか。サプリは気休めでほとんど改善がないのはわかっているから(←とかいいながら20年くらいビタミンBのサプリを飲んできた矛盾)、何か工夫をしなければならない。
鉄分が原因とばかりは言い切れないこともある。わたしは日ごろから、ある程度の明るい場所で視覚的にめまいを起こしやすい。とくに多いのが春だ。空気が澄んでおり視界が開けた状態で、目の前にまっすぐな道が交差していて両端には同じような高さの建物があったりしたら、さあたいへんである。くらっと来る。
ほかに怖いのが西武新宿線のホームで電車から降りるとき。色が付いているラインというのか、交互に色がシマシマ模様になっている場所がある。JR総武線を利用して高円寺に帰ってきたときも、何らかのシマシマが目に直撃し、ときおり足を下ろすのが怖くなる(遠近の感覚がおかしくなってホームが低く見えてしまう)。
眼科医にはときどき診てもらっていて、そのときにこの件を話したことがあるが「あるある、それってわかる」と同意されてしまったのみなので、おそらく病気ではないのだろう。