よく「パイナップルにピザは許せない」やら、「酢豚にパイナップルが嫌だ」やら耳にするのだが、わたしにとっては「アメリカ人はベーコンをシロップ付きのホットケーキで食べているらしい」というのが、どうも落ちつかない。
ベーコンを甘いシロップで?
わたしはソーセージに砂糖をまぶして焼かないし(焼く人もいるらしい)、ハンバーグにシロップをかけないし(照り焼きソースの延長線上で甘くてもいいという人がいる可能性はある)、それを思うとベーコンをトッピングしたホットケーキに甘いシロップをかけるのは、どうも想像できない。
たしかに、薄い豚肉を甘辛く照り焼きのように焼いたものが出されたら、食べるかもしれない。
だが、ベーコンにシロップがかかるのはどうも、納得がいかないのだ。
あるとき、ネットで知り合った外国の男性が「日本人はあんこ入れてあんパンとか、チョコクリーム入れてチョコパンとか、そういうの食べるけれど、パンは食事だから甘いとおかしい」と言ってきた。わたしがすかさず「アメリカなどで朝食のパンケーキにベーコンをトッピングしてメープルシロップをかけているらしいが、それはどうだ」と返すと、この話はなかったことにしようと、話がそこで終了した。
あんパン、チョコクリームパンは、おやつである。おやつが甘くて何が悪いという気がする。これも慣れの問題なのだろか。