解決してからも手間がたいへんで、おそらく1時間前後がふっとんでしまったのが、今日のトラブル。Mac OSをアップデートしますかと言われて、はいいいですよと気軽にクリックしたところ、その直後にログインできなくなった。
パスワードはぜったいに間違えていない。簡単すぎないが間違えるほどではない程度に記憶しているし、これまでもたまには手で入力していた。完全に電源を切ることは少ないので、スリープ解除なら指紋認証だが、それでもたまには手で入れていたのだ。間違えるはずはない。
ところが、どうしてもログインできず。最初は「ロックされたので5分後に」と表示が出たのに、次が「15分後」。さすがにおかしいと思い、パスワードを再設定する方法を家族のパソコンや自分の別端末から検索で調べた。
電源を切ったのちに、再度電源を入れるとき command + r を押したままにしておくとユーティリティメニューが出るとわかり、そこでパスワードの設定に進む。するとiPhoneに「この番号をMacに入れて」と6桁の数字がやってきたのでそれを入れて本人確認した。つまり、Appleにログインするパスワードと、登録してある自分の別端末(わたしの場合はiPhone)が手元にないとこれは難しい。パソコンだけしかない人がこのトラブルに遭ったらどうするのか、謎である。わたしはとりあえずパスワードを再設定できた。
ところが問題はこのあとである。
Macにログインして、ではAppleにもログインしてくださいと言われたのだが、今度はそのAppleへのログインがはじかれる。さすがにキーボードにホコリが詰まっているのかとか、あれこれ考えたのだが、ようやく「それならiPhoneの電話番号を入れてください」と表示が出たとき、「げっ、単純な数字すら文字化けしている、なんだこれはっ」と大あわてに。
……やっと謎が解けたのだが、Mac OSをアップデートしたとき、何かのはずみで英語以外の外国語(おそらくフランス語)のキーボードに切り替わったらしいのである。つまり英語のキーボードのつもりで正しいパスワードを打っていても、フランス語か何か別の言語のキーボードに切り替わっていたため、正しくないものが入力されていたということだ。
ユーティリティメニューでAppleにログインできたりiPhoneに届いた数字を入力できたのは、そのメニューでは(ログインできていないために)諸外国語のキーボードは認識されていない状態だったからだ。そして無事にログインできてのちは、フランス語ほかスラブ系諸語のキーボードのどれかが反応して、こちらが思うのと違う文字や数字を出していた。
画面の隅にあった文字入力の設定をクリックし英語に設定したところ、まったく問題なく利用できるように。
最初から、これが原因だったことになる。
そのあともまたたいへんだった。ブラウザやプラグインなどさまざまな場所がログアウト状態になっているのを、ログインしてまわる。これがほんとうに面倒で「こんなものまでログアウトされていた」と、嘆きながら作業をした。
お読みのみなさまも、ぜひ、パスワードが通らなかったら言語設定を再確認していただければと思う。