Shogunの第4話まで視聴。こんなすごい番組のプロデュースをした真田広之をけっこう尊敬。
いままで真田広之といえば「若いころは柳生一族の陰謀に出てた」とか「薬師丸と一緒に里見八犬伝に出ていた」、その他、あんなこととかこんなこととか、ご本人は思い出したくもないだろうさまざまなことを連想していたのだが、今回こうしてドラマを見ていて、日本の設定や出演者のシーンにおかしな点がほとんどなく、みなさん演技も達者で、よくここまで集めたものだと関心してしまう。
さて、Shogunのヒロイン「戸田鞠子」(とだまりこ)は、モデルが細川ガラシャである。明智光秀の娘だ。三日天下として歴史に出てくるあの事件の首謀者の娘として、つらい人生を送ってきた。最後には屋敷を取り囲まれ、自分の身柄が夫に不利な取引に使われるならばと、自害してしまった人物である。
ところがこのShogunは、豊臣秀吉だの徳川家康だの明智光秀だのといった歴史的な人物を「知っていてもいなくても見ていられる」作品である。これは前回の1980年版でもそうだったし、原作は忘れてしまったがたぶんそうなのだろう。つまり、歴史を知っていると「ガラシャさま〜っ」と勝手にうるうるできるし、知らなかったら「鞠子さま〜」とはらはらしながら見ればよいわけである。
細川家というのはいまも継続していて、国会議員などをされた方も輩出している。さすがにガラシャと血縁がある意味での子孫はそう多くないと思われるが、首相経験者の細川護熙氏もまた、その細川家である。