近所にいくつかあった古い建物や、ほとんど廃屋だった家が解体されているが、どうも自治体が界隈に解体の補助金を出していて、それがそろそろ〆切りになるらしいと、投函されていたチラシで読んだ。駆け込みで契約が増えているのかもしれない。
以前は更地にすると税金が高くなるということで、居住をしていなくても建物をそのままにしている事例が山ほどあったが、さすがにそういうものが増えると倒壊などの事故や火災、さらには犯罪なども発生してしまいかねないので、自治体としては早いところ更地にして今後の活用にそなえてもらいたい、ということなのだろう。
この10年ほど、界隈の大きな施設で解体と再建築があったり、周囲の家が解体と建て替えをおこなったりすることが増えて、情けない話だが地震かどうか区別がつきにくい微妙な揺れが、昼間に発生している。大抵は「地震かな、どっちだろう」とアプリを見たりするが、ときおり自分が慣れてしまったあまりに揺れに気づかないこともあるらしく、洗濯機の上に置いていたカゴ類が振動でどんどん位置がズレていくのも、最終的には転がり落ちるようなことになってから初めて「ああ、そんなに長いこと揺れていたのか、体感ではわからなかった」とあきれる次第。
周囲の古い家が解体と建て替えになるという予告がもう1件あったので、しばらくは我慢しなければならないようだ。