つい先日「スマホは通話に使っていない」と書いたが、電話が鳴るときはたいていネットスーパーが「○○は欠品ですが代替はどうしますか」という内容と決まっている。それでもだいたい月に2回くらいだ。
今日は体が疲れてしまい、わたしは荷物が来ることがわかっているときはできるだけ横にならないようにしているのだが今日はたまらずに横になっていた。するとまず、郵便の配達で、本が届く。以前から予約しておいた本である。ずっしり重い。よし、この次はクロネコが軽いものを持ってくるだけだぞと横になっていると、クロネコがやってきて高尾山のお守りを(←高尾山薬王院のサイトで通販可能)置いていった。
よし、もうこのあとは熟睡したってかまわない。もう配達は来ないから、ずっと横になっていよう。
……と決めてまもなく、知らないひとから電話が。番号もきちんと出ているし、もしやこちらが知らないだけで真面目な用件かもしれないからと通話に出ると、中高年の女性の声で、楽しそうに、「○○だけど、どう思う、Mちゃん」と尋ねてくる。「あの、もしもし、お掛け違いでは」と、こちらが言っている最中にも何かを喋っていて、こちらが仕方なく「あの」と言うと——
……ようやく「えっと、あの、080なんたらかんたら」と番号を言うのだが、どう考えてもわたしの番号には似ていない。ほんとうに似ていない。驚いていると、同じ番号をもう1回言ったあとで「あっ、すみません、あの、ほんとに」と謝りはじめた。でもそこで思うのだが、ハンズフリーで画面を見ながら通話をしていたのでもないかぎり、かけた電話番号とメモの電話番号が違うことは、なかなか気づかないのではないだろうか。それともイエデンか?
謝っている声が切りのよいところで、電話を切らせていただいた。電話番号は090だったので、携帯電話と思われる。
もしや、こちらとしては声に覚えはないような気がするものの、わたしに電話をしたことがあるか、電話番号を知っている人で、うっかり押し間違えた?