米粉ではなく米を使う三洋のホームベーカリー「GOPAN」の発売も控え、ますます「米のパン」が注目を浴びつつある昨今だが、さきほど東京新聞の記事で「ヘルシー志向 新潟産パン粉」というものを読んだ。
> 新潟産コシヒカリ100%の米パンで作った「米パン粉」(写真、120グラム、298円)
だそうだ。
つまり、揚げ物などに使うパン粉が米になった、ということ。小麦粉より油の吸収率が低いので、カロリーがおさえられるらしい。
え〜と、ちょっと待てよ? 小麦を使わずに米粉100%で作ったパンを砕いて米パン粉にしたということなのだろうが、一度パンにせずに途中経過で近い状態にして粉末にしたほうが、安く上がりそうな気がしないでもない。
…あ、そうか、別に従来の「パン粉」にしても、一度パンにしたものを砕いて売っているとは限らないわけだ。便宜上パン粉と呼んでいるだけで、途中経過をわたしが知っているわけではない。
だが、米粉の製品はただでさえ高い印象があるので(小麦粉と違って生の米を粉砕しているわけではないため作業工程が多い)、米のパン粉も、できるだけ手順を簡略化して、安いものを提供していただけると、消費者としてはありがたい。
メーカーさん、がんばってください。