12月にはいって3日目というのに、mixiの話題には事欠かない。客離れを防ごうとしてあわてているのだろうか。
実害が大きいというこことは容易に想像ができたはずでも実装されてしまった「メールアドレス検索」は姿を消し、今日はそれについで「アクティビティの強制公開」が停止となった。あくまで「停止」であるところに注意が必要。また復活したら困る。
このアクティビティだが、どういうものかというと…
友達登録している人が
○ どのコミュニティにはいったか
○ 誰と友達になったか
などの個人的情報が、ログイン時のメニューに半ば強制的に表示されてしまうものだった。
これを見たくないから非表示にすると、なぜか同じ欄で抱き合わせ表示されていたmixiアプリの情報も見えなくなってしまうため(つまりゲームがやりづらくなる)、表示にしておく人もいたかと思う。また、仮に「非表示にすれば人の分を見なくて済む」といっても、自分の情報を人から隠すオプションがなかった。
つまり、自分があまり広めたくない持病のコミュニティへの参加をしても友達全員に強制表示。人の分もまたしかり。これは重大なプライバシー侵害だ。
一見あけっぴろげに見えるfacebookでは、実は自分で細かくプライバシー設定が変更できる。たとえば普通の設定のままなら「いいね」をどこに押したかが人から見られるが、それを変更し、友達だけか、あるいは「誰それさん以外」か、「誰にも見せない」が選べる。
おまけにfacebookでは、参加時に「あなたの暫定的なプライバシー設定はこうなっているが、変えたければここで変えられる」という丁寧なガイダンス付き。mixiのように強制の一律表示などは、言語道断。オプションで外すこともできない状態とは、何なのだろう。
この機能は今日の夕方18時ころに停止されたようだが、わたしはその直前まで「しばらくのあいだ、デリケートな名前のコミュニティには参加できないな」と、覚悟していた。
復活しないことを祈る。仮に復活したとしても、オプトインであってオプトアウトであってはならない。デフォルトが非公開でなければ困る。そのあたり、mixiさんは間違えてはいけないと思う。