ウィルコムの「だれとでも定額」というものに申しこんだ。10分以内に通話を終えるなどの制限はあるが、相手が固定電話でも他社携帯でもIP電話でも、定額で利用できるもの。月額980円。
ウィルコム:だれとでも定額
固定電話は、週に1回くらい田舎に電話するのと、ちょっとした問い合わせで数分間の通話が月に数回程度。通話料は千円ちょっとくらいだと思う。これがケータイ分とまとめて定額980円におさまるなら、お得となる。
こう考えると、一般家庭で固定電話にこれから加入するメリットは、あるのだろうか。10年くらい前の感覚なら、家の電話番号を連絡先として持っているほうが、携帯電話のみよりも社会的な信用度が高かったかもしれないが…?
NTTでは、数年前から料金の見直しをしているようだが、わたしが加入したときは負担金として75600円をとられたものだ。
(NTT:施設設置負担金の見直しについて)
それがずっとつづくと思われていたため、人々は電話の権利を不動産屋に売却し、電話を安く設置したい人(または企業)は、不動産屋に出かけて名義変更手続きで電話線を引いていた。
施設設置負担金は現行は37800円だそうだが、これだけインフラが整った世の中、これでもさらに高いと見る向きは多いだろう。ただ、これがもし、移行期間が短いままいきなりゼロ円になっていたら、不動産業者もしくは電話の権利を担保として考えていた方々は、現状よりもさらに大きな打撃を受けていたはず…そう思うと、一概にどうこうは言えない。
ちなみに、90年代に初めて世の中に携帯電話が出まわったころ、NTTが5万円くらいの負担金をとっていたという話を耳にした。それはまもなくやめたようだが、固定電話の負担金も、もっとスマートに、早めに値下げしておくタイミングはなかったのだろうか。
おっと、話はそれたが、わたしは今後、基本料金以外でNTT料金を払うことはほとんどなくなる。電報を打った代金などは電話代になるからまったく使わないわけではないが、役割はぐ〜んと減ることになると思う。