てっきり原題は shuttered で、邦題で勝手に shutter にしているのかと思ったら、原題も shutter だった…って、どうでもいいか(^^;。
ディカプリオ主演のミステリアスな映画。題材が題材(孤島での失踪事件)、場所が場所(精神病院)だけに、予告編を見た段階から「こういう話かな?」という候補が人の心に三つくらい浮かんだのではないかと思うが、ご覧になった方はいかがだっただろう。
わたしは、本作のラストも候補のひとつではあったものの…
(見てない人ごめん。以下はわたしが見ながら想像していたものであってネタバレではないものの、同じ想像をした人がハズレだということがわかってしまう意味では、楽しみをそぐかも?)
…だんだんと頭がおかしくなっていって閉じこめられ、何が現実かわからなくなるというパターンがありうる、と思った。それは違っていた。
見終わったときは「へ〜」と思っただけだったが、次の日になっても結末についてまた考えていたので、ある意味「二度見したくなる映画」かもしれない。
ぼくは映画に没頭してしまうので、
そのときは主人公になったつもりで物語の先読みをしません。
そういう状態になる映画は、
ぼくにとってきっと良い映画なんだろうと思います。
その主人公になりきって考えると、
この結末はそうとう怖いものがあります。
あと、まわりの登場人物の細かいリアクションが見事です。
なんとも息が詰まるほど切ないまでに哀しい、
そしてなんという愛かと思いました。
このような映画は観る人の感性にそうとう左右されるので、
評価が分かれるような気がします。
そうですね、予備知識も何もなくたまたま映画を見る…という機会が減ってきてしまっているので、見る前から「こんな感じ?」と予想が立ってしまうことがあります。素直にのめりこめない場合があるのは、残念なことかもしれません。
シャッターアイランドに関しては、映画公開時に「王様のブランチ」などの番組で特集を見てしまって、そのときの印象が頭から離れず。。。有名な人が主演する映画でまったく宣伝されないものもあるわけがないので、ある程度は宿命でしょうけれども。
ラストシーンが、いいですね。