小林製薬のサイトにはまだお知らせが出ていないのだが、asahi.comによると、同社の「天使の耳かき」を自主回収するそうだ。
記事によれば、220万個を出荷し、
> ブラシの付け根にあたるワイヤ部分が折れて耳の中に残る事例が72件発生した。
…とのことなので、事故発生率としてはかなり低い方だということと、おそらく製品の特質上「どんなに力を入れちゃだめと言われても入れたくなる人が必ず出る」ということも考慮してみて、ねんのために自主回収にした、ということではないかと想像する。本格的な不良品というわけでもないのでは…と。
このブログの11月ころの記事で(興味ある人は「耳鼻科」でブログ内検索をどうぞ)わたしが耳の奥に固まってしまった血液混じりの耳垢を除去してもらった話を書いたと思うが、あれ以来、気にかけまいと思っても、薬局でつい見てしまうのが耳かきの棚だった。
耳掃除をしようとして傷をつけたら、また血が固まって耳鼻科のお世話になってしまうので、できるだけ触らない方針でいるのだが(ごくたまに軽く綿棒を入れるのみ)、それでも「耳かきなどで気持ちよく掃除をしてみたい」と、ついつい思ってしまうのが人情。粘着式がいいだろうか、オーソドックスな耳かきがいいだろうか、さてどうしようと、考えては買うのをこらえる日々がつづいていた。
やはり、力を入れすぎるなとか掃除をするなと言われても、逆をしたくなる人が必ず出るものと思うし、こういった製品の製造販売は、難しいのではないだろうか。