2010年版のエルム街の悪夢をDISCASのレンタルで見た。なんだか、予想した以上におもしろくなかった。もうちょっと、見られるものかと思ったが。
ちなみに、このブログにしてから書いたかどうかは忘れたが、わたしはエルム街シリーズは大好きで、くり返し見ている。数年前に発売されたDVDボックスを買おうかと、まじめに思ったほど。。。だが、好きなのはシリーズの 1 / 3 / 4 / 5 / 7 (7は実際には「ザ・リアル・ナイトメア」というタイトル)であり、ほかのは別に見たくないし…などと思っているうちに、時機を逸した。
さて今作だが、ストーリーに味をつけたつもりが、逆に雰囲気を曖昧にし、全体をぼかしたような気がする。たとえば、あれだけ「フレディはなぜ殺されたか」を掘りさげすぎると、逆に「じゃあなんでフレディは、すぐ子供たちを狙わずにいままで待っていたか」というつっこみに結びつくと思うが、ちょっとそのあたりが弱い。いちおう、主要メンバーが思春期の感情の乱れから過去の夢を見るようになり、結果としてフレディをめざめさせたということも、考えられなくはないが、それは見終わってから一生懸命に考えて思いついたことだ(^^;。
オリジナルでは、たしかに親たちはひどいことをしたが、フレディってのはそれだけ悪いやつだったので感情が抑えられなかったんだろうという、見る側が勝手に想像を補う余地があったわけだが、今回は、フレディは悪いやつだったのかどうかで、引っぱりすぎ。
…ここ、ごめん、変な話だけれどね、悪い奴じゃなかったら、あとあと(というかこの25年分くらいの蓄積から見ても)、困るんだよね…? う〜ん。まあ、初めて見る人ってのがほんとにいるんだったら、これでもいいのかなぁ?
というわけで、今後はどうなんだろう。これシリーズにするのかな。。。作られたらまた見るかもしれないが、あまり期待はしていない。