今回の東北関東を中心とした大地震で、こんなにも東京が地方の方々におんぶしていて、その認識もないまま暮らしてきたことが露呈した。福島の人たちは福島で使う電気のために、原発問題でこれほど苦しんでいるわけではない。都民(とくに都心)や、首都圏の分の電気だ。
東京は、巨大すぎる。機能も、人口も。密集させすぎている。一括の遷都ではなく分都、機能の分散が必要ではないだろうか。各地方都市に、機能をもっとになってもらうべきと感じる。
また、宮城県の南三陸町では戸籍データが震災で失われ、バックアップが地理的に近い位置の仙台にあって、そちらも被災。戸籍の復元が急務だが作業は困難を極めるという。
南三陸町の戸籍データ消失、法務局保存分も水没
機能分散だけでなく、地域がそれぞれほかの地域のたいせつなものをあずかって相互に頼り合うこともまた、急がれるべきではないだろうか。