初めてその名前を意識したのはテレビシリーズ「キングダム」。その作品は残念ながら完成しなかったが(Wikipediaによるとメインキャストがお亡くなりになったので継続困難だったらしい)、その後はアメリカで翻案されて別の味わいでテレビシリーズ化された。
そして「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、「ドッグヴィル」などの、とてつもなく後味が悪い作品。
どれを思い出しても「すごい人だな」という印象だったのだが、ついに彼をもっとも愛して育ててくれたカンヌ映画祭から、放りだされることになった模様。
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アメーバニュース – 鬼才ラース・フォン・トリアー監督、「ヒトラーに共感」発言でカンヌ騒然
ヒトラーを理解できるなどの発言を、公の場でおこなったとか。これは、致命的。
飛行機が大嫌いで、舞台がアメリカであっても「ダンサー・イン・ザ・ダーク」はアメリカで撮らなかったし、用事はできるだけ陸の移動で済ませていたというが、そんな彼を評価してくれる最大の見せ場が毎年のカンヌだったはず。
この先、彼はどうなるのだろうか。。。
終わるには惜しい人だった(←監督生命の終了とまで決めつけてはいけないが、ヨーロッパで生きていくならば、今回の発言は尾を引くはず)。