今日、買い物弱者などの対策はどうなっているのだろうと検索をしたら、5月末に経産省がPDFファイルを出していることに気づいた。
経産省サイト内:
「買い物弱者(買い物難民)応援マニュアル(第2版)」を策定! ~買い物弱者問題を解決する4つの事例を新たに追加~
(上記HTMLの記事内に、PDFファイルが紹介されている)
問題の概要につづき、地域の取り組み事例を紹介しているのだが(奨励すべき事例として掲載しているのではなく、あくまで事例の紹介だとのこと)——なんだか見出しのフォントがちょっと役所っぽくないというか、逆にこのびみょ〜なチャラさが役所っぽいというのか、いやひょっとするとどこかに丸投げして返ってきたファイルかもとか、ついついフォントひとつで余計なことを数分以上も考えてしまった。
…こほん、本題にもどるが…
高齢者の買い物事情は、都市部であっても悪化しているようで、たとえば23区内で徒歩数分以内にスーパーがなくなってこまっている老人世帯などの話も見聞きする。大型店やチェーン店は採算が合わなければ撤退してしまうが、その前の段階として、近所にあった個人商店らは競争に負けてもう店を閉じていることが多い。高齢者は遠くに買い物に行かねばならなくなるが、すると手に持てる量がかぎられるので往復を増やさねばならない。悪循環。
身近に(たとえばご家族や親戚など)、そろそろ高齢になりかけている方々のみの世帯があったら、最近はパソコンが使えなくても電話注文に応じてくれるネットスーパーなどもあるので、おっくうがらずにそういう存在を利用しておくといいいよ、慣れておくといいよと、勧めていただいたほうがよいかと思う。年をとってしまってからだと、何ひとつ新しいことをやる気がしなくなるようなので。
まだいちおう高齢者と呼ばれるまでには20年くらいあるかと思っているわたしも、4年以上前からネットスーパーを使っているし、つねに「何かあったとき」のことを考えている(たとえば家から出られないほどの体調不良が長くつづくとか、そういった事態は毎日のように想定)。備えあれば憂いなし、そう信じたい。