認知症の義母を引き取って以来、冷蔵庫や食品がある場所を勝手に漁られないようにする攻防戦がつづいている。
検索すればするほど、やはりこの商品は便利そう。
ホビーハウス製「取れない蔵」
現在のところ、重い箱を三つくらい重ねて冷蔵庫の前に置いているのだが、義母はときおり、それら(合計20kgくらい?)を降ろして中を漁ることがある。80近いばあさんがやることとは信じられない。実際、歩くのもよたよたしていて平衡感覚があやしいのだ。そんな人にこれをやられるともう、お手上げ。
やはり、鍵をつけてしまおうかと思う。
何度も「冷蔵庫とか、開けちゃだめなんだからね」と言った日には、やらないこともあるのだが、それは説得のたまものというより、たまたまこちらが渡しておいたおやつが気に入ったから冷蔵庫に進出しないだけかもしれず、言葉での説得がどこまで効果を出しているのかは、わからない。
夢遊病のように、一度「開けたい」と思ったらその信念だけで行動してしまうのだろうし、理性や実際の空腹(かどうかの状態)とは関係が薄いのだろう。言葉をかけようとかけまいと、やはり鍵は必要と思う。
冷蔵庫さえこれで守れれば、その障害物をほかにまわして、食品棚などを守るほうに使えるので、まずは冷蔵庫だけでも、ばっちりと対策しようかと。