下野新聞の記事。
県内で解剖実習を行っている自治医大(下野市)と獨協医大(壬生町)で、献体登録者が増加している。生存登録者数は両医大合わせて1800人(3月末現在)を超えた。医療への貢献という趣旨の理解や、死生観の変化などが背景にあるとみられる。ただ「家族に葬儀費用などで迷惑をかけたくない」といった理由での問い合わせも増えつつあるといい、両医大とも趣旨から外れた動機での申し込みを断っている。
テレビなど映像作品の影響でドナー登録が増えたという事例もかつてあったし(例:横山秀夫原作作品)、この件についてもさまざまな要因が考えられると思うが…。かつては頭を下げて遺族の了解を得るなど、苦労が大きかった問題なのに(例:たしか「おくりびと」の原作ともいえる作品「納棺夫日記」にもその記述があった)、この記事によれば、現在は登録に条件をつけて制限を設けているそうだ。まさに大きな意識改革。