レンタルDVDにて。主演はサイモン・ペグとニック・フロスト。名作「ショーン・オブ・ザ・デッド」のコンビ。このふたりがコンビを組んだ作品は、けっこう多そう。
イギリス人のコミックオタク男性ふたりが、アメリカでコンベンション出席を目的に旅行していると、エリア51の近くで宇宙人を乗せねばならならない状況に陥る。ポールと名乗るその宇宙人は、60年のあいだ地球にいて情報を提供してきたが、自分の星に帰ることになったので追っ手をふりきって逃げている途中らしい。
FBIと、地元警察と、わけあって途中で合流した女性の父までもが追っ手となり、ポールたちに執念を燃やす。
E.T.も、スターマンも、未知との遭遇も、かつての人気SF映画すべてが融和したような娯楽作品。終盤が近づき、重要な役どころでシガニー・ウィーバーが出てくるのだが、その使い方も贅沢。
いやいや、何が贅沢って、ポールに意見を出してもらってE.T.を作ったという設定のスピルバーグ。ポールと電話会談をするのだが、「こんなそっくりさんいるんだ、声が本人ぽい」と思ったら、本人だった(ぷっ)。
ちなみに、冒頭で少女でのちに60年後の姿で登場する女性は、とてもキュート。若いころはかなりおきれいな女優さんだっただろうなと思ったら、グィネス・パルトローのお母様だそうだ。ほぉ〜。
ポールのデザインは、よくいる「あの」宇宙人なのだが、なんだか見ているうちに愛らしくなってくるのが不思議。