2月3日の夜9時から、第一シーズンの最終回(第23話)がAXNにて放映された。これは本当におもしろいドラマだ。
開発した自分たちへの危機回避の意味をこめ、政府に1ドルで売り渡した「マシン」。さまざまな防犯カメラのデータから危機を推測し、政府に強大なテロを警告する用途で使われるべきものだったが、実は同時に、政府が関知することがない個人間の暴力犯罪をも、すべて予見する能力があった。
政府は小さな危機は相手にしない。だからそれらの警告は無意味に捨てられていく。しかし開発者のフィンチは、政府が相手にしないなら自分がそれを拾って人々を救おうと決意し、必要な仲間を集めていく…というストーリー。
主要人物である相棒(犯罪阻止の主な実行役)ジョン・リースは元軍人でありCIAエージェント。あるきっかけからホームレスをしていたが、フィンチの相棒となる。通称「スーツを着た男」として当局に目をつけられながらも、犯罪を阻止していく(その際、多少なりとも新たな犯罪や暴力を生んでしまうのだが、頓着しないらしい ^^;)。
別々に仲間に引き入れた殺人課の警察官がふたり、その後も少しずつ仲間は増えていく気配。
最終回は密度が濃い驚きの展開だったが、終わり方が実によかった。マシンではじまり、マシンで終わる。そしてマシンが新たな行動に出る。
このドラマはアメリカ本国とさほど時差がなく、2011年9月から放送されたものが1年遅れで日本にやってきたが、なんと第二シーズンは日本で5月から放送予定という。本国でもまだシーズンの途中だ。
AXNは、Hawaii Five-oでも同じように「さほど時差のない」放映をしている。第三シーズンもきっとまもなく日本で放映されるだろう。かつては数年遅れで放送されることも多かったが、時代はスピーディになったものだ。
Person of Interest は、DVDでレンタルなどの方法もあるようなので、これからでもぜひ、楽しんでいただきたい。全力でおすすめ。