料理の本を中心に、けっこう買い漁っているほうだと思う。流し読みもあれば、何度でも見る場合も。今日は料理本が2冊と小説がひとつ到着。
到着後すぐ、ぺらぺらとめくっていたら、発酵バターがあった。
いままで、ヨーグルトや生クリームが余ると、混ぜて発酵させてサワークリームを作っていた。だがそのサワークリームの水分と固形物を分離させると発酵バターになるとは、なぜ思いつかなかったのか。びっくりである。
ネットで検索してみると、これはけっこう知られた方法だったようだ。サワークリームもバターも作ったことがあって、なぜ発酵バターに発想がいかなかったのか。ああ、これなら生クリームが古くなるとかヨーグルトが余っているとか心配しないで、どんどん使えるじゃないかという、目から鱗の気分だ。
あとから思えば当たり前のことでも、こうして大量の本に埋もれながらやっと気づくこともある。そして、たったひとつのことや小さなコラムで開眼して、幸せな気分になる。
その他大勢が999ページあってもいい。1ページで感動できるなら、わたしはやっぱり本を買う。