ともすれば、都会の日常生活の裏側に埋もれてしまいがちになる東日本大震災の記憶と爪痕。今日、こまめに見ているはずのデパート公式サイトで、東北の被災地に桜を咲かせようというキャンペーンを見かけた。
東急百貨店サイト内 → 咲かせよう。桜ライン。
オリジナルのイラストによる栞とポストカードを200円で購入すると、その一部が、陸前高田市の津波到達線上に桜を植樹する費用に充てられるようだ。もっと早く気づいていたらよかったのだが、まだ間に合うだろうか。吉祥寺店が近いので、できるだけ早く出かけて確かめてみたい。
震災ののち、東京には、早いうちから明るい夜(電気に照らされた明るさ)が、もどってきている。人工であっても光は光、暗闇よりは人の心は明るくなる。それを言い訳にしては申し訳ないが、いろいろな感覚が鈍くなって、どこで使う電気のために福島(とくに原発周辺)の人々があんな目に遭っているのかを、忘れそうになってしまう。
暗い顔をしていればいいという話でもないが、震災を忘れない努力を、もっともっと、しなければいけない。