最近、つくづく荷物が多いと感じるようになったため、出かける前に「今日の外出で使うものは、せいぜいこれ」と決めて、減らすなどしている。だいぶ軽くなる。ごくたまに、必要なものを家においてきたことに気づいて数百メートルをもどる。だが、重い荷物を持って何キロも進んでいたこれまでを思えば、どうということはない。
ところが、要らないものは荷物ばかりとはかぎらなかった。
10年以上前に楽天フリマで買ったカード入れ兼用の長財布が見るも無惨になってきたので、買い換えた。前回はフリマだから安かっただけで、手触りやデザインはけっこう(購入した価格よりは)高そうに見えるものだった。今回は吉祥寺の西友で、レジの近くに山積みにしてあったものから10分くらいかけて選んだ、税込み1028円の廉価品。だが、用は足りると思う。
さて、家に帰ってきてから、これまでの長財布からそれに移動してみようと、カード入れやポケットを片っ端から開いてみた。出るわ出るわ…こんなもんいつ使うんだと思うような銀行カードたち。たいていみなさんもよく使う銀行は1〜2行だと思うが、口座が生きていることを確認するために1年に1回程度残高チェックをするだけのカードや、家にしまっておいたらぜったいどこかに紛失しそうだから仕方なく持ち歩いている頻度の低いカードたち。う〜む。どうしよう。
さらには処分に困ってしまっておいた伊藤博文デザインの千円札まで出てくるし。てっきり前回悩んだときに銀行の窓口などで預金してもらったのだろうと思っていたが、そんなことはなかったようだ。伊藤博文、古すぎ。30年以上前に終了している札ではないだろうか。恥ずかしい気がして使用に躊躇する。
そして、なんとか長財布のほうは移動が住んだので、次はSuicaと小銭とポイントカードたちを入れている三つ折り在府。こちらは現金で支払いするコンビニなどを想定したもので、札は数枚の千円札のみと決めている。
中身をチェックしてみた。
…なんだこれ、いつ使うのかわからないポイントカードたち。どうかしてるぞ、こんなに入れてあるなんて。なぜしかもほんとうに、そのうち何割かはたまに使っている(スタンプを押してもらっている)形跡がある。つまり使っているわけだから、家においておくわけにはいかない、という理屈が成り立ってしまう。だがものには限度というものがあるのも事実だ。どうしたら。。。
困った。なんだこれ。う〜ん? 小銭とSuica用の財布は、次回はかなり小さいものに買い換えるべきなのか。だがそんなことをしたら、長財布にポイントカードを入れてぱんぱんに膨らませるなんてことを、わたしならやるかもしれない。
いっそ財布をひとつの特大ものにまとめてしまう手もあるが、たまにJRの改札で「それバッグですか」と言いたくなるような巨大財布にSuicaを入れてタッチしている人がいて、驚く。その人にとってはSuicaをかざしている行為なのだろうが、はたから見ていると手提げ金庫をかざしているようにも映る。あの中にぜんぶが、あの人のぜんぶがはいっているんだ、あれが落ちたらおしまいなんだーっ……と、別にわたしが心配してやる筋合いではないのだが、ああはなりたくない。
三つ折りのほうは数週間前に買い換え、今回のものも今日買い換えたばかりなので、次回の買い換え時には、何らかの整理を考えよう。