ネット上でたくさん画像が掲載されているので、おそらくいろいろなサイトでご覧になった方も多いかと思うが、6月ももう終わりに近づいたというのに、雹が「積もった」だけでなく、80cm以上の浸水で商店や家屋が多大な被害を被ったという。
asahi.com 2014.06.24 → 東京・三鷹などで降ひょう 数十センチ積もった場所も
わたしはといえば、ラッキーだったとしか言いようがない。午後から銀座に用事があって出かけるつもりだったが、午前から雨の予報というのにまったく降らないどころか、午後1時ころは日差しがある状態。おかしいな、なぜだろうと思いつつ、神奈川ほかでは降っているようなので、小さめの傘を持って外出。
理由はわからないが(天候に関係があったのかどうか?)、少し電車のダイヤが乱れていた。だがJRで有楽町に出て、アンテナショップを数店舗ほど見て回っているうちは、雨もなく。周囲にも、傘を手にしている人はさほど多くなかった。
最終目的地は銀座三越だったのだが、途中で徳島のアンテナショップが見つからず「山形と広島のすぐ近くのはずなのに、なんでないんだろ」と、きょろきょろしていたら、雨が来た。少しは雷も聞こえる。周囲の歩行者が慌てはじめたが、三越まで早足で駆けこむにはどうせ距離がありすぎるので、ここはひとまずのんびりすることにして、iPhoneで徳島を探した。どうやら山形の路地をはいって、少し進んだところとわかったので、移動。無事に見学(!?)して、銀座三越へ…と思ったら、雨が大粒だ。おお、本降りになるか。
三越に行く前に、少し雨宿りもかねて、たった100メートル程度しか離れていないが松屋でいったん傘をたたみ、食品売り場へ。だがやはり「もしすごい雨になったら、さっさと三越の用事を済ませて帰宅したほうがいいのでは」と思い直し、たった数分後にふたたび通りへ。松屋の玄関には、雨宿りの方々が10名以上は立ち往生していた。…いや、あきらめなよ、今日の雨はそうそうすぐにはやまないよ(^^;?。
ようやく三越へ。メインの用事であった買い物を済ませる。店員さんは地下につとめているというのに、急に本降りになった雨に関して情報が行き届いているのか、手提げの紙袋に「雨よけのビニールをおつけ”しますね”」と、てきぱきと巻いてくれた。小雨のときや、雨が微妙なとき、デパートというのは「雨よけのビニールをおつけ”しますか”」と聞いてくることが多い。だがもう、手はビニールを持って作業にかかっていたので、断られるわけがないと思ったのだろう(^^;。
その後、食品フロアで少し買い物をし、いよいよJRの有楽町へもどる。まだいくつかの場所で雨宿りの方々が見られるが、天気予報を見ていなかったのだろうか。そうだ、観光客なんだな、よしよし。傘がなくてたいへんだね。
有楽町から東京駅に移動し、また駅構内で少し売り場を見て回る。最近の東京駅はものを売っている場所が多くて広くて、以前のようにさくさくと見て回ることはできないから、今日は京葉street方面はパス。ほかを少し見ただけで、中央線ホームへ。
そこでやっと「何かおかしいな」と思ったのだが、まるで夕方の5時過ぎのように、始発電車に人が乗って待っている。まだ4時前なので会社帰りの人はいないはずだ。それに時刻表を見ると10分近く遅れているようだ。ほほぅ…? 何かあったのか?
とりあえず、その次の電車が特快だったようなので(それだと高円寺に止まらないので)、座れなくてもいいやと、すでにホームにあった電車に乗る。まもなく出発。
電車が遅れたから始発に人が多かったというだけで、途中の乗降客はそれほど爆発的に増えてはおらず、まあまあ普通に帰ってこられた。高円寺の駅に着いてから自宅まで歩くとき「ちょっと雨が強いな」と思った程度。手荷物もすべて、三越のビニールのおかげで、無事だった。
で、帰宅すると家族が「ネットで見てたら、新宿、杉並、中野あたり、雨すごかったみたいだけど、どうだった」と聞いてくる。体と荷物を拭き、着替えながら何気なくテレビをつけたら、少しずつだが雨の被害の話が出てきて、驚いた。ネットでの天気図をキャプチャして載せている人がいたが、こんなに地図上が真っ赤なのに、わたしはよく「普通よりちょいと濡れました程度」で、帰宅できたものだ。
普通の大雨のほかに、スポット豪雨、スポット雹といったものがあって、わたしはそのあいまを抜けて帰ってこられたのだと思うと、奇跡的にラッキーだったのかもしれない。
それにしても、今回の被害に遭われた地域の方々には、たいへんなご苦労があると思う。民家も大変だろうが商店は在庫が水浸しになったら大損害になる。こういった災害では、自治体からの見舞金は出るのだろうか。
(被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます)