大韓航空の副社長(グループ社長の令嬢)が、ファーストクラスに搭乗した際にナッツがマニュアル通りに出てこなかったことで担当者を叱ったあと、責任者にマニュアルの確認をさせたが迅速に返事ができなかったので、その責任者を降ろすために飛行機をもどしたのだそうだ。結果、飛行機の到着を11分遅らせたという。
asahi.com 2014.12.09 → 大韓航空副社長が自社サービスに激怒、航空機遅らせる
これがもし、自分の目の前に出されたナッツで腹を立てたのではなく、一般的な顧客へのサービスが行き届いていないことに気づいて「到着後に」担当者を叱るのであればまったく問題ないのだが、自分に出されたナッツが袋にはいったままだった、だから何…?
それから、責任者をおろしたことについてだが、航空機に無駄な人材はいないはず。直前まで一緒にフライトするつもりでいた人間(しかもサービスの責任者)が急におりたことで、かえって機内のサービスと安全を危うくしたことには、ならないだろうか。これで問題なかったというのであれば、無駄な人材を普段から飛ばせていることになる。
今回の件はこうして公表されて副社長が社会的な制裁を受けたが、世の中にはまったく詳細を知らされないままで理不尽なことがおこなわれているケースも、しばしばあるのだろうな。