これは数十年前にわたしの実母も言っていたし、その後に東京に来てからご近所さんからも聞いたが、食事を自分で作らなくなっていくそうである。食べたい気持ちはあっても、あれこれ手をかけて準備をするという段階的に準備や計画をすることが、おっくうになるらしい。
まだ自家製酵母でパンを焼いたりしているわたしだが、そして家族も調理をして食べるものが美味しいと考えて台所によく立っているのだが、数年前にくらべると、外出時にスーパーなどで出来合いの弁当を買ってくる率が少しずつ上がってきているような気もする。だが、30代くらいまではたまにしていた外食がその後は激減しているので、長い期間を考えれば、まだ自宅で調理して食べている率が下がっているというほどでも、ないかもしれない。
まだ自家製酵母のパン種も作っているし、年に1〜2回は大豆を煮て味噌も仕込んでいるし、もう少しがんばっていけたらいいとは思っているが、やがてはセブンミールを頻繁に予約して取りに行くような暮らしが待っているのだろうか。
急にそうなるのでなければ、段階を経てであれば、それでいいかなという気もする。