3月中旬からずっと、今月末にバウムクーヘンの集まりを開催しようという話だけは出していたのだが、今月頭になっていざ会場を借りようと中野区の地域センターに問い合わせをしたところ、意外な落とし穴があった。
なんと中野区は、申し込みをする人が中野区に居住または勤務であることが第一条件であるほかに、当日出席する人の氏名や連絡先などの個人情報を名簿として提出しないと、地域センターなどの集会室を貸してくれないのだという。驚いた。正直なところ、かなり驚いて、別の地域センターに初めての問い合わせのふりをして電話をかけ、そこでも同じ回答を得てようやく「中野区はあまりに厳しい」と実感。。。
実はバウムクーヘンの集会は何度かほかの区(公共施設)などで開いていて、わたしもそういった場所にお邪魔している。一度も住所などを書かされたことはない。そして自分が集めたいと思う会合で、ひとさまの個人情報を集めて区に提出するといったことも、したくない。
開催をあきらめていたところ、ほかの方が同じ日付で武蔵野市で会場をおさえてくださった。そちらでは申込者の方の情報を出しただけで、ほかに厳しいことはいわれなかったというし、なんと無料なのだとか。渡りに船と、今回は武蔵野市にお邪魔することにした。
納得がいかないので、区にメールを書いた。ほかの区ではそんなに使用条件は厳しくない、中野区民はほかの区の集会室などをもっとゆるい条件で使わせてもらっているのに、これでは人を中野区には呼べない、それに個人情報のような大切なものをどの程度の意識で管理してもらっているのかも不安がある…。改善していただく余地はないのか、と。
後日、区からは(すでにわたしが知っている)使用条件のおさらいがメールされてきていた。ようするに「中野区民または在勤者同士の交流の場として使ってほしいが、それ以外の人も特例として(空室があれば)使える場合がある、どの場合でも名簿の提出は必要」ということ、「個人情報は適切に管理されている」ということだったが、最後に一行、「ご意見は今後の改善に役立てる」といった主旨のことが書かれていた。
文面は丁寧といえる部類かもしれないが、まったくかみ合っていないと感じた。
わたしは「中野区民または在勤者の交流に使ってほしい」部分がほかの区とはかみ合っていないことや、参加者全員の住所などを書く必要がほんとうにあるのか(それが決まりだからという意味ではなく、なぜそんな決まりがなければいけないのか)といった面から、なんらかの石を投じることができればとメールしたわけだが。。。
使用目的を確認しておかないと何に使われてしまうかがわからないという危惧はわかる。だが個々人の住所などがなぜ必要かは、よくわからない。
とりあえず、バウムの集会はとうぶんのあいだ、ほかの区や市にお邪魔させていただくことになりそうだ。
参考リンク:
○ mixiのコミュニティバターを使ったバウムクーヘン