最近つくづく思うのだが、旨い物は高カロリーで体に負担がかかることが多い。比率として野菜が不足し日々の運動が増えなければ内臓への負担のほか肥満にもなる——と、それを十分に理解していても、納得をしているわけではない。自分の好きなものを思い浮かべても、だいたいが炒飯、焼きそば、春巻き、餃子、コロッケなど、油がらみが多い(笑)。むろん頻繁にそれらばかりを食べているわけではないし、蕎麦やおでん、和食全般が好きではあるが、やはり頭に浮かぶ「旨い物リスト」の大半は、それら「油もの」が占める。
いちおう、消化器系に持病があることになっている。本人はたまにしか思い出さないが、薬も毎日飲んでいる。だったらヘルシーなものを食べなさい、和食がいいぞと思われるそこの方、ごもっとも…。だが幸いなことに、ちゃんとわたしには、こねくり回した理屈が準備されているのだ(^^)。
消化器系(とくに腸)に病気がある場合、意外に思われるかもしれないが、ヘルシーなものや食物繊維が多いものをたくさん摂るより、少量で高カロリーになるもの(腸を通過する量と時間が少なくて済む)が、よい場合がある。腸が傷つくのを防ぐためだ。具合が悪いときなどは、プリンのようにつるつるしていてカロリーと栄養がある程度とれるものは、歓迎されるべき食べ物。そしてわたしのライフワークでもある「バウムクーヘン」もまた、少量である程度のカロリーがとれる上に卵と小麦粉と砂糖とバター中心でできているため、さほど大きな問題にはならない…ということにしておく(実際には、わたしはそれらを主の栄養源として食べているわけではなく、食事を多少とったほかに食べているわけであるから、厳密に言えばアウトである ^^;)。小声で言うと、バウムクーヘンよりはるかに腸によいのはカステラであるが(油脂をほとんど使っていないため)、カステラもバウムも親戚みたいなものである(!?)し、バウムでよいのだ。
体に負担がかからないようなものばかり食べていては、気持ちに負担がかかってしまうこともある。食べるものでストレスを感じすぎては、わたしの持病はストレスが一因とも言われているので、多少は好きなものを食べてよいのだ(…だがカロリーで考えても腸の病気で考えても、油脂をたくさん摂ってよいなどという話はどこからも出ていないので…どうかどなたも、わたしの通院先に電話をかけないでいただきたい ^^;)。
今週から、5月いっぱいくらいを目標にして、夕食をごく少量にしている。バランス栄養食を少しと飲み物1杯だ。たった2日程度で、胃のあたりの皮膚がすっきりし、体重もだいたい1kg強が落ちた。ときどきこのサイクルをつづけていこうと思っているが、それ以外の期間は、できるだけ好きなものを食べようと考えている。もっとも、2ヶ月に1回程度は病院で血を採られているので、結果として栄養状態や体調に問題があると判明すれば、また何か真剣な小細工を考えなければならないが…限界までとことん細工してみるつもりだ。ビバ食欲。