ジョン・キューザック主演のホラー映画「1408号室」を、レンタルDVDで。
ほんとうはまるきりオカルトなど信じていない、心霊名所紹介ライター(とでも呼べばいいのか?)のマイク・エンズリン(演:ジョン・キューザック)。かつては地味ながらもよい作品を書く作家だったらしい。
そんな彼のもとに、ニューヨークのドルフィンホテルについて1行「1408号室に、はいるな」とだけ書かれた葉書が届く。興味を示して下調べをするマイク。ホテル側は泊めないというが、強く拒めば宿泊拒否にあたり法的に問題となるはずとの情報も得ていたマイクは、強気に交渉にあたり、支配人オリン(サミュエル・L・ジャクソン)の説得にも応じず、強引に部屋の鍵をもらう。
56人が自殺、22人が死亡したという部屋。1時間もった奴はいないとの言葉どおり、マイクの身に危険と恐怖が襲いかかる——
これ、けっこうよかった。怖いとされる映画で素直に怖さを感じることが少ないわたしが、ぞくぞくしながら引きこまれた。身体的な恐怖だけでは映画1本分を引っぱっていくことは無理だろうと思ったが、途中からは本人の心の闇や、つらい過去もからめて物語が進む。
それにしても、ジョン・キューザックというのは、普通にしていたら普通にハンサムだろうに、なぜかこういう危険や狂気の中にいる役柄が似合うな。
これ私も借りてみてみました
ジョン・キューザックだったら、アイデンティティもけっこうおもしろかったですよ〜。