レンタルDVDで鑑賞。
綾瀬はるかはきれいで、機械的な表情などがうまくて、「見る」という意味では楽しい作品であったのだが。。。話が冗長で、しかも最後の最後で「ここ、なんとかして」という展開に。
冗長なシーンは韓国映画「猟奇的な彼女」にもあったし、同じ監督なのでわざとやっているのだろうと思えたのだが、ストーリーとしては、どうなのだろう、これは。。。消化不良というものとはまた違う「なんだこれは」という異質な感覚が残る。
タイムトラベルものとしては、話を「ループさせないで断ち切ってしまっている」というのは、斬新というより杜撰に思えてしまう。未来からやってきた「彼女」は、依頼された通りに過去をどんどんと変えていくのだが、変更された過去は元あるべき道に何とかもどろうとしてよじれていく。だが、それも含めて「彼女」は主人公を守っていく。
で、まあ、守るのはけっこうなのだが…。最後の最後で「彼女」がああいう行動をとると、もう主人公は将来「彼女」を作ろうとすることはないわけで、話がループしない(これっきりで終わる)、ということに。
納得がいかない。。。うまくまとめられたはずのものが、わけがわからずぶち壊されたような気分。だが、見なければよかったと思うほどではなく、心に残ったのは「綾瀬はるかは可愛い」、のみ。