砂漠を移動中に立ち往生した一家に、「何か」が襲いかかる話。暴力シーンなどが多いので、苦手な方はここまでということで。
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何かの映画DVDで、本編前の予告編にちらりと出たシーンが印象的で、見てみたいと思っていた作品。
調べてみたところ、1977年にウェス・クレイブンが監督した同名の(土台となった)作品、および85年にその続編があるのだが、そのときの邦題は、なぜか「サランドラ」だったようだ。当時は Hills Have Eyes (丘に目がある)の直訳や、カタカナそのままは受け容れられなかったのだろうが、それにしても、サランドラとは…? 人名にしても、そんな人は出てこないのだが(笑)。
ウェス・クレイブンと聞けば血が騒ぐので、まずはその「サランドラ」2枚をレンタルDVDの予約リストに入れておいた。だが思いがけず、近所のビデオ屋に2007年版のリメイク作品があったので、先にそちらを見ることとなった。
両親の銀婚式を記念して、トレーラーハウスで砂漠を旅していた家族。近道を教えられてその言葉に従うと、車は事故に遭い破損してしまう。助けを求めてそれぞれに歩く父と娘婿、トレーラーで待つ家族。だが、その砂漠には何かがいた。ひとり、またひとりと、家族が狙われていく——
テンポよし、お決まりの適度な安っぽさよし、生き残った家族(一部)が中盤以降どんどんと強くなっていく展開が、まさに王道。
怖いうんぬんより、気持ちが悪い描写もあるので、ご注意を。