牛乳にレモン汁または酢を入れて鍋で煮るとカッテージチーズができるというのは聞いたことがあるが(あるいは牛乳にプレーンヨーグルトなどの方法もあるとか)、ある本に「牛乳+生クリーム+レモン汁」でリコッタチーズのデザートを作る方法があったので、作ってみた。
本にあった方法を、分量を減らし、簡略化してやってみた。
牛乳 500ml + 生クリーム(47%) 200ml + 瓶入りレモン果汁(目分量)
書くまでもないが、ほんとうは生のレモンがあれば、レモン果汁を使ったほうがいい。だがいまレモンを切らしていたため、ポッカで代用した。理屈ではおそらく15ml〜20mlでよかったのではと思うが、途中で不安になって、けっこうどばどばと入れてしまった(笑)。
鍋の横についているのがおっくうだったので、ごく弱火で、ときどきかき回しに行くということにして、1時間以上放置していたところ、見た目が「豆腐+溶かしバター」のようになってきたので、火を止めて30分くらい放置。
すると、粗熱がとれてきたころ、かなりチーズっぽい物体になっていたので、ガーゼ&ザルで漉してみた。
盛りつけて、ハチミツを垂らして食べてみた。美味。
だいたい個体としては250gくらいとれたが、ザルの下に落ちた乳清(ホェイ)に砂糖を入れて加熱し、とろみをつけてみた。ミルクレモン風味で美味しいジャムになった。
だいたい原料だけで400円以上かかっているので、カッテージチーズのように軽い用途で代用にするなら、素直にカッテージチーズを買ってきたほうが、たぶん安い。
ただ、これはカッテージより乳脂肪が高いはずなので、クリームチーズのようにケーキや洋菓子づくりにあてるのなら、クリームチーズを買ってくるよりは、若干安いかもしれない。それに少量とはいえジャムも一度に作れるのがお得。ちなみに輸入物のリコッタチーズはかなり高いので、本物のリコッタを買った気になればこちらが断然お得。
リコッタとは、本来は「二度煮た」の意味で、何らかの用途に使って残った乳清を加熱して作るチーズだったと思うが、いちおうこれはきちんとしたイタリア料理の本にあった製法なので、こういう作り方をしてもいいのだろう。
参考リンク:
○ 自作リコッタチーズで作る温かいデザートが載っている本
→ シチリアトラットリア、至福のレシピ
○ 楽天市場でリコッタチーズを見る