夕方のテレビ番組でちらっと見ただけなのだが、島根県の「エヌ・イー・ワークス」という、本来は精密機械の部品などを作る会社において、社内の一部を改装して食品製造の許可をとり、経験と腕を活かしてきれいな和洋菓子を作っているらしい。なかなか好評だとか。
もともと精密機械部品は衛生管理などが徹底されているため、あまり大がかりな費用をかけることなく、改装できたようだ。
どこの番組で見たのか忘れてしまったが、同じような内容の新聞記事があったので、紹介。
電子部品のエヌ・イー・ワークス、雇用維持へ多角化 菓子を販売
注:文中の「今月から」は、2009年2月からの意。
今月から同社の菓子部門「彩色健美・美楽」がタルト、チョコサンド、生菓子の販売を開始した。自ら栽培したビオラ、ペンタスなどの押し花でデザインし、生地にはニンジン、紫イモなど地元の農産物を使用。価格はチョコサンドが6枚入りで1575円。
事業開始に先立って広島県三次市にあった菓子会社の事業を継承。同社が持っていた、花を押し花に加工して菓子にする技術を導入した。
これで雇用創出が可能となったわけで、その発想と行動力には脱帽する。不況のニュースばかりだが、こうした話題があると、心が温まる。