ヒッチボットという名前で親しまれていた(らしい)ロボットが、カナダとヨーロッパを旅したのち、アメリカに渡って2週間、フィラデルフィアにおいて修復不可能なほどに破壊されてしまったとのこと。
Mail 2015.08.04 →
Death of a hitch-hiking robot: Moment a thug beat friendly travelling robot beyond repair in Philadelphia just two weeks into attempt to cross US
どういうことかというと、オンタリオ州(カナダ)のチームがコミュニケーション研究のために開発し、世界のあちこちをロボットにヒッチハイクさせるという企画だったそうだ。
リンク先画像でも確認できるが、見た目はオズの魔法使いに出てきそうなブリキのかかしみたいな印象…。椅子に座って乗せてくれる車を待つヒッチボットに、のんびりした愛らしさといえばいいのか、なにやらとてつもなく人間くさい(おっさんくさい?)匂いも感じるが、いやいや、気のせいだろう。
見た目は単純だが機能は備えていて、ほんの少しだけ話せたほか、20分おきに自動撮影もしていた。ネット上からそれを確認した管理者が場所を把握し、ロボットに代わってツイートしては、行動をフォロワーに知らせていたらしい。どこをどう旅したか、管理者だけでなくフォロワーも知っていたというわけだ。
ただしあるとき、どうも居場所がわからなくなった。そこで調べたところ、ばらばらに破壊されているのが見つかった。野球のバットでぼこぼこにされたと思われる映像もまた、防犯ビデオで確認できたのだとか。
マサチューセッツからサンフランシスコ方向へ、横断すること目指していたというが、残念だ。。。
(それらの画像、ビデオなどは、上記リンク先から確認できる)
まぁ、短絡的に「アメリカって怖い」とか、そういう話をするわけではないのだが、さすがに考案し実行したのがカナダ人というのが、うなずける気がする。アメリカのチームが考えたなら、あくまでわたしの印象だが、そもそもアメリカ以外の場所でのみ実験したのではと、思ったりもする。
これ、日本に来ていたとしたら、どうだっただろうか。う〜ん。誰か乗せてくれただろか。どうなのだろう。