昨日はブログを書かずに(何か書こうと思うと暗いことばかり浮かんでしまい…)寝てしまったのだが、明け方に大きな地震。棚の物が落ちて、そしてそのときは気づかなかったが朝になってみて、夜中に念のためカップに入れておく飲み物が周囲にこぼれていたことに気づいた。かなり揺れたようだ。
とくに新潟県の中越地震(2004年)のころからなのだが、大きな地震があるたびに考えてしまうことがある。震源はどこか。自分はこの程度の揺れで済んでいるが、震源地はどうなっているか。大災害ではないのか、と。新潟の地震のときは、東京では「ずいぶん大きな地震だな」と感じた程度だったが、テレビをつけてみて被害の深刻さがわかった。道路を走行中の車が土砂に埋まり、4日近くも生き埋めになっていた幼児が奇跡的に生き残った。あのときのことは忘れられない。
そして言うまでもない、東日本大震災。テレビに映し出された、東北地方沿岸の夜間の光景は、一生忘れられない。
洪水の被害で現地のみなさん、救助の方々が疲弊しているというのに、この上にどこかで大災害だったらどうしよう、と思った。そして、てっきり「これだけ揺れているのだから、震源地ではもっとたいへんだ」と、震源は遠いかもと思いこんで急いでテレビをつけた。そしてまもなく、震源が東京湾だとわかった。妙な話だが、安心して寝てしまった。
東京にもいつか大きな地震が来る。そのとき、少しでも人の足手まといにならないように、静かに、冷静に判断したい。