5年以上前だったと思うが、ひどいときには週に1回くらい飛びこみでインターホンを鳴らすセールスがいた。ほとんどがKDDI系。中には同じ声で、しゃべり方も同じで、それも数日後にやってきた女性がいたので、声ですぐわかり「先日もお断りしましたよね」と答えると「え、わたしがですか」と、とぼける。とぼけているのかおおまじめに忘れているのか(ノルマで頭が混乱?)、いい加減にしてほしいと思った。
その後、だいぶ数は減った。だがどの業者も決まり文句は同じで …
1) 「○○です」(←自分の会社名ではなく売りたい商品のブランド名、たとえばフレッツ)
2) 「このたび新しいサービスがはじまったので / このたびサービス内容が変更になりまして / このたびこの地区でもご利用になれるサービスがはじまりまして」
3) 「ご説明のため / ご挨拶のため、うかがいました」
… そこで、3) が言い終わるかどうかのタイミングで「すみません、関心ありません」と答えるのがいつものパターンなのだが、ひさびさにやってきた人(NTT Flets系、声は若い男性)は、関心ありませんの部分が聞こえなかったふりをして「すみません、聞き取れなかったのですが」。
ゆっくり「関心ありませんので」と言うと、「たしかインターネットやっていらっしゃいましたよね」と、前にも来たかのごとく言う。どこかからデータがまわっているか、あるいは当てずっぽうなのだろうが、「そんなことどうでもいいです、うちは不要です」と言い、インターホンを切ったところ、しばらく玄関で、インターホンなしで何かしゃべっていたらしい。けっこう執念。
わが家は小さめの道(いちおう車もそこそこ通る)からドアがよく見える造りになっており、空き巣や不審者が堂々とそこからやってくることは考えにくい反面、自分にはまともな用件があると信じているセールスには、もってこいの場所なのかと思う。