さきほどテレビ朝日の報道ステーションにて、新型の豚インフルエンザ用ワクチンが、かねてから言われていたよりも多い3000万人分ほど、本年度に生産できるとの話を伝えていた。ただし条件は集団接種。容器を20回接種分の10mlに変更することでチェックの時間が大幅に短縮されるからだという。
失礼ながら…。これ、もっと早く思いつかなかったのだろうか。
わたしが幼少時は現在よりも集団接種が頻繁におこなわれていて、学校の体育館では年に数回、インフルエンザだ日本脳炎だと、注射がおこなわれていた。依頼を受けた街の開業医らが、児童や生徒らからその日の健康状態を記入した紙を受けとって確認した上で、接種していたのだ。
番組によれば、当時と同じサイズのボトルを利用するのだという。だったらもっと早く思いつけばいいのに…。おそらく現場の人々は忘れていないし、製薬会社も忘れてはいなかっただろう。ただ国と現場のあいだで、連携がうまくいっていないのではないかと想像する。
輸入する数をできるだけ減らすことにもなり、これは朗報だろうと思う。問題は、うまく集団接種の段取りがつけられるかどうかだが。